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故人の不動産の所在を調べるには

今日は関東では雪だそうで、積雪になっているとか。名古屋は雨でよかったです。snow

今日は「故人の不動産の所在を調べるには」です。

方法として、「名寄帳」を取り寄せるという方法があります。名寄帳(なよせちょう)とは、ある人物が持っている不動産の一覧表のことで、一筆一棟ごとの「固定資産課税台帳」を所有者ごとにまとめたものです。

「名寄せ」には、土地の所在地・面積・固定資産評価額・課税額・地目などが記載されています。これらは、市町村単位でまとめられますので、区域外の物件については出てきません。

そのため、調査のためには、あらかじめ物件のありそうな地域を絞ることが必要になります。

また、「区」のある政令指定都市では、区ごとにまとめられますので注意が必要です。そして発行箇所も市町村役場ではなく、市税事務所ということがあります。

特に名古屋市の場合「名寄帳」は存在しません。「固定資産評価等証明書」がこれに代わりますので、「名寄をください」言っても、「ありませんよ」と言われてしまいますので、注意が必要です。

名寄せは相続人であれば取得できますが、名古屋市の場合「相続人であることを証する書類(戸籍謄本)」が必要になります。これは名寄せに代わる評価証明を交付するためと思われますが、他の自治体でも事前に問い合わせましょう。

別の機会に、マンションなどの名寄せの見方について書きたいと思います。