相続税対策の代表例は不動産などの「資産」の購入です。預金などにしておくと、100%が相続税評価額となってしまいます。
それを不動産に換えることで、同じ時価でも評価額を引き下げることができる。しかし・・・。
相続税対策を行うにしても、ある程度の預金をもっていないと自分自身の生活に困ってしまいます。
生活費のために相続税対策として購入した不動産を売却することに、何のための相続税対策なのか分からなくなります。
また、特に気を付けなければならないのが「借金」です。
借金をして不動産や金融商品を購入すれば純資産額が減少するので、有効なように見えます。
しかし収入が減って借金を返すことができなくなってしまえば、これらの資産も差し押さえられ、競売にかけられてしまいます。これこそまさに「相続貧乏」です。
相続税対策にはさまざまなものがありますが、借金に関しては特に慎重に。