相続税対策で、「この土地にアパートを建てませんか?」とか、「新築ワンルームマンションの1室を買いませんか?というような勧誘に遭ったことはありませんか。
前者は土地持ちの方向け、後者はそうでない方向けの勧誘。
建物を購入または建築した場合、たいていの場合借金をします。
相続の場合、資産と借入金は「相殺」されます。
また「建物」の固定資産評価額は3年ごとに減少していきます。
これだけ見ていると、「不動産を購入して借金することは相続税対策になる」ように見えますが、思わぬ落とし穴もあります。
建物はだんだん古くなっていきます。そうすると入居者がだんだん見つからなくなってきます。
そうすると家賃を下げなければならない。
また、リフォームなどの修繕費も増えてくる。
このスパイラルに陥っていく。
不動産業者には、「30年一括借り上げ」をうたっている業者もあります。
しかし契約書をよく読んでください。
30年間同じ家賃で賃貸するとは書いてないはずです。
どこかに「契約更新」や「特約」があるはずです。
30年借り上げるけど、マージンバックは補償しないということになっているはずです。
絶対いけないとは言いませんが、このような点を留意して不動産の活用を考えてくださいね。