「実印」とは、印鑑登録した印鑑をさします。
住民登録している役所に印鑑を持って行って、市民課に行けば印鑑登録ができます。
その際、印鑑登録証というカードが発行されます。
陰影が掲載された印鑑証明書を取得するには、このカードが必要になります。
話がそれましたが、遺産分割をする際、遺言書がなければ遺産分割協議書を作成することになります。
遺産分割協議書には、協議に同意した証として、署名・捺印が必要になります。
この際に押印するのが「実印」なのです。
遺産分割には土地の登記・預貯金の解約・自動車の登録が絡みますから、実印を押印した遺産分割協議書・印鑑証明書・住民票が必要になります。
他の国々ではサインにとって代わっていますが、日本のはんこ文化は長続きしそうです。
みとめ印のような印鑑でも印鑑登録できますし、変更することもできます。
でも登録した以上は大切なものですから実印と印鑑登録証は別々に保管し、他人に預けたりしないようにしましょう。