被相続人がお亡くなりになり、「葬式の費用が必要だから」と故人の口座から現金を下ろしてしまわれる方がいらっしゃいます。
被相続人がお亡くなりになった時点で、その方の財産は「相続財産」となり、相続人全員のものとなります。
ですから勝手に引き出すことは、本来よくありません。他の相続人から「横領」と言われかねません。
もう一点注意が必要なのは、現金を下ろした時点で相続を「単純承認」したとみなされ、その後多額の負債が発見されても、「相続放棄」できない可能性があることです。
相続財産の取り扱いには細心の注意が必要ということですね。