近年、少子高齢化が進み、進展や産業構造の変化等により、空き家が増加してきています。
平成20年住宅・土地統計調査(総務省)によると、空き家の総数は約757万戸、空き家率は13.1%となっており、その前の調査よりも空き家率は、0.9ポイント増加しています。
全国の空き家総数は今後、人口減少や高齢化等のさらなる進展により、一層増加すると予想されています。
これは単純に人口が減ったからという単純な理由ではなく、不動産の相続がスムーズに行われていないという現状があります。
家屋の持ち主が亡くなって無人になっても、次の世代が住むわけでもなく放置し、廃屋が残ってしまいます。
また、土地の固定資産税は、更地にすると6倍(現在固定資産税が6分の1になる軽減措置がある)になってしまうので解体に二の足を踏むのです。
都心回帰が進む今、少子化だけの問題ではなくなっています。
空き家が発生し、老朽化すると、倒壊の危険、治安の悪化、景観の悪化や不動産価値の低下など、周辺環境への多大な悪影響をもたらす場合があります。
政府も何らかの対策をとるでしょう。
でもその前に、周囲への配慮、都市の良好な発展のためにも、不動産の効率的な活用に協力しましょう。
相続手続きはお早めに。